自動車・バイク・原付の自賠責保険・任意保険の解説。

自賠責保険と任意保険の違い

●法律上での違い

自賠責保険と任意保険の大きなな違いは、法律上で加入が強制されているかどうかということです。自賠責保険は一般的に強制保険と呼ばれており、原則として公道を走るすべての自動車と原動機付自転車は 自賠責保険に加入していなければ、運行できないことになっています。もしもこれを破った場合、六ヶ月以上の懲役、または罰金。さらに免許停止処分となります。

●限度額から見る違い

自賠責保険の支払いの限度額は以下のように定められています。
 
○死亡時の補償金額は最高で3000万円まで
○後遺障害は3000〜4000万円まで
○怪我等では120万円まで

一度の事故で複数の被害者がいる場合、それぞれの被害者に限度額まで支払われます。また、期間中に複回数の利用を繰り返しても、支払い金額を減額されることはありません。しかし自賠責保険は人身事故のみの補償となりますので、車を傷つけてしまった場合や公共のもの、個人の所有物を壊してしまった場合などの物損事故についての補償は一切ありません。

自賠責保険に加入していない場合の罰則
○六ヶ月以上1年以下の懲役または50万円以下の罰金
○道路交通法違反で、点数が6点減点で免許停止処分
○自賠責の証明書を車に積んでいないだけで30万円以下の罰金

一方、任意保険での限度額は、契約者が自分で決められます。補償の額や内容が違う任意保険を、自分で選んで決めることが出来るので、限度額は国などが定めているのではなく、自分でどうとでも変えられるので限度額はないと言っても過言ではありません。もちろん、自分が契約した保険の内容以上の補償を期待しても叶えられることはありません。

●任意保険の大切さ

死亡事故、後遺障害において3000万、4000万も支払われるので十分だと思われる人もいるかもしれません。しかし、死亡事故について賠償額の統計によると、限度額である3000万円を超えるケースが半数以上を占めており、自賠責保険だけでは必ずしも十分とは言えません。けがの場合には最高で120万円しか支払われませんから、自賠責保険のみの加入では十分ではありません。また自賠責保険は、自動車事故によって他人を死傷させた場合の賠償責任を補償する保険ですので、運転者自身が負ったけがや物損事故、自分の自動車の損害などについては一切補償されません。 自賠責保険だけでは補えないあらゆる自動車事故に備えるためにも、任意保険は重要となってくるのです。

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